疾患について

生活習慣病とは

生活習慣病とは、風邪などの細菌やウイルスをきっかけとして起こる病気とは異なり、その名の通り、普段の生活習慣が発症原因に深く関与していると考えられている疾患の総称です。具体的には高血圧症、脂質異常症、糖尿病(内分泌疾患)、高尿酸血症、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)、慢性腎臓病などが挙げられます。これらの生活習慣病が原因で起るのが動脈硬化です。 
生活習慣病の発症が複合的になるほど、動脈硬化の進行が加速し、そのまま放置してしまうと、脳や心臓などの重要臓器に大きなダメージをきたし、脳卒中(脳梗塞、脳出血など)や心筋梗塞を引き起こします。

昨今、食生活やライフスタイルの多様化にともない、高血圧症や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の患者さんが増えてきております。 
また、生活習慣病は自覚症状に乏しいものが多く、健康診断や検診などではじめて知るような方も少なくありません。 
気をつけたいのが、病気が進む一つの症状だけでなく、さまざまな合併症を引き起こします。特に心臓病、脳卒中、大動脈の病気、腎臓病などの重篤な病気のリスクが高くなります。 
当院では、病気の予防を踏まえながら、個々の患者さんに対して適した検査をもとに、適切な診断のもと治療を行っております。
また、普段の生活習慣についても注意深くヒアリングし、改善点やアドバイスなども積極的に行っております。

腎臓とは

腎臓は「老廃物を排泄する」臓器です。毛細血管の塊りである糸球体が老廃物の濾過装置であり、重要な働きをしています。
大動脈から入ってきた血液は、糸球体で多くの物質や水分・電解質などが濾過されますが、体に必要な血液成分やタンパクは濾過されません。糸球体から濾過されたものは、尿細管という細い管を通り、必要なものは体に戻され、不要なものは尿細管から出て行きます。
1つの糸球体とそれに続く尿細管をネフロンと呼びますが、1つの腎臓には100万個のネフロンが存在します。また、それぞれのネフロンの間には、間質と呼ばれる組織があり、糸球体や尿細管を栄養する血管や支持組織が存在します。

腎臓は、「老廃物を排泄する」だけでなく、尿の濃縮機構を使って体内の水分量を調節したり、塩分やカリウムなどの電解質と呼ばれる物質の濃度を調整しています。
体内で常に作られている酸性の物質を腎臓から排泄し、体を弱アルカリ性に保っています。
また、腎臓は、血圧を調節するホルモンや造血ホルモン(エリスロポエチン)の産生など、内分泌機能もあります。さらに、ビタミンD3の活性化、リン排泄にも関与し、カルシウム・リンを中心とした骨代謝にも関わっています。